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停留精巣、Nonpalpable testis | |
治療方針:1歳前に精巣固定術をすませる。1歳すぎると固定し自然下降はまずない。 精巣の位置 精巣の位置は触診と超音波所見で判定する。鼠径管外停留精巣は触診できる。この位置の停留精巣は精巣固定が容易である。鼠径管内の停留精巣は、触診できないが、超音波で描出できる。触診不能かつ超音波で描出不能となると腹腔内精巣あるいは精巣無形成あるいはvanishing testisを考える。 手術と予後 手術は、鼠径管を開き、精巣動静脈・精索を注意深く残して、鞘状突起を剥離し根部で閉鎖する。精巣を陰嚢内に引き下ろし、陰嚢の皮下に固定する。あくまで、精巣を良好な部位におくことが手術の目的である。もともと未熟なために通常の精巣下降が起こらなかった可能性もあり、手術しても精巣機能が回復するかどうかはわからない。 |
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参考文献: | |
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中野こども病院 小児外科 松川泰廣
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