肛門周囲膿瘍こうもんしゅういのうよう乳児痔瘻にゅうじじろう | |
男の子で、肛門の周りが赤くはれて痛がり、膿が出る
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ほぼ全例、男児です 男児に見られる病気です。女児にはまず見られません。ほとんどが1歳までですが、1歳以上でもおこります。生まれてすぐの赤ちゃんでもおこります。 お母さんの心配 肛門の横がはれてきて痛がります。熱が出ることもあります。つぶれて膿(うみ)が出て、その後、腫れたり、膿がでたりを繰り返してなかなか治りません。お母さんは膿の出ることをひどく心配されます。しかしこれは安心してよい病気です。これは、乳児痔瘻、と、特別、乳児とついているように、大人の痔瘻と経過が違います。大人の痔瘻は最終的に手術をしないと治らないことが多いのですが、乳児痔瘻は最終的に治ります。手術が必要なことはまずありません。ただし、治るまで長くかかる病気です。 これだけは... 3つだけ注意しましょう。 長くかかりますが、必ず治ります 治る目安は、お尻のしこりです。しこりがある間はまだ治っておらず再発します。なくなれば再発はしません。1年くらいかかることはままあるので気長につきあってください。必ず治ります。
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中野こども病院 小児外科 松川泰廣
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