中野こども病院 小児外科 

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包皮炎

ちんちんを痛がる。赤くはれる。

 包皮炎とは、ちんちんの先が赤くはれて痛がる病気です。おしめをしている赤ちゃんではほとんどみられません。包皮炎が起こってくるのは、1歳半以後です。外で遊ぶようになると見られるようになります。汚いままの手でペニスを触ることで包皮に感染がおこります。おこってしまったら、まずはドクターを受診して治療を受けましょう。短期間の抗生剤軟膏と投薬で治るはずです。

  包皮炎を繰り返す子は包茎の手術、というのが常識的な考え方ですが、私は今では包皮炎を繰り返すからといって手術を勧めていません。汚い手で触ると包茎でなくても包皮炎はおこります。包皮炎を予防することが大事です。 包皮炎をおこさないためには、手洗いをきちんとすることが最も大事で、かつ最も効果があります。男の子がチンチンを触るのは仕方ないので、ちゃんと手を洗うことを口を酸っぱくして子供さんに言うべきです。手術より予防の方が大事だと思います。


中野こども病院 小児外科 松川泰廣

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